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●「立たさない」
○高齢者、障害者のための優先座性を設置した。
○停留所にベンチを設置した。
○マイク案内で空席を埋める努力をした。

 

●「登らせない」
○当該地区のバスの100%を低床化した。
○北広場のホーム・ツー・ホームに加え、南広場は、改札口と電車のホームの間にエスカレーターが設置された。

 

●「濡らさない」
○停留所上屋の設置
学園前駅行きの停留所の8割に上屋を設置した。(残り2割は、歩道が狭いなど設置が不可能なもの)
○駅前ターミナル上屋の設置
駅前の乗り場を3バースから6バースに増やし、上屋、掲示物を一新し、バス専用ターミナルとした。
○貸傘制度

 

●その他のサービス
○100%冷房化を実施した。
○バスカードシステムを導入し、バスカード自動販売機を設置した。
○マイクロバスと大型バスの直通運賃による乗継制度を導入した。
○沿線のPRのためのターミナルギャラリー(写真により名所や行事を紹介)を設置し、車内でのビデオ放映を行った。
○バスロケーションシステムを導入した。
○時刻表を無料配布した。

 

●障害者、高齢者対策
○奈良市の負担で市内在住の障害者と70才以上の高齢者に無料パスを発行した。
○停留所時刻表の文字を大きくしたワイド時刻表を設置した。
○ジャンボ方向幕を装備した。
○乗り場に点字案内板や点字ブロックを設置した。

 

●環境対策
○排気ガスの少ないディーゼル電気ハイブリッドバスHIMR車やアイドリング・ストップ&スタートシステム車を導入した。
○学園前駅南北で駐車場を設置経営し、無秩序に放置されている自転車を収容した。

 

?J現在の利用状態
現在もバス利用率が電車利用者の約3分の2で、当該地域のうち乗車可能な地域の一世帯当たりの1日輸送人員は、2.6人と高い利用率となっている。
なお、当該地域全ての世帯数に対する利用率も奈良県全体の約3倍、全国の約4倍である。

 

 

 

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